昼間は廃墟のような雰囲気。岐阜駅の目の前に広がるソープ街、金津園。

岐阜駅から徒歩5分!技術と歴史を誇る色街

岐阜駅の目の前に広がるソープ街、金津園。昼間は廃墟のような雰囲気だが、夜になると煌煌と輝くネオンと愛知ナンバーの車で華やかな賑わいを見せる。
金津園が初めてなら、ソープ街のど真ん中にある喫茶店で情報を集めると良い。そこは団体客の待ち合わせ場所として使われているので、常に新鮮な情報が手に入る。マスターが紹介もしてくれるが、多少割高になるかも知れない。
金津園はソープ技術に定評があり、吉原の新人社員が研修に来るらしい。また、幻のスケベ椅子と呼ばれる、分娩台のような設備がある店もあり、古くからのソープ技が今も息づいている。

古くは1888年(明治21年)、稲葉郡上加納村字金津に開かれた、金津遊郭が始まりである。後に柳ヶ瀬の西柳ヶ瀬に移転する(当時58軒あったという)。太平洋戦争時、この地に軍需工場を建設するため岐阜市東中島付近に強制移転される。整然とした地割上に急造されたが、バラック造りの風情がないものだったという。戦後ここは、手力特殊喫茶街と呼ばれるようになる。
1950年(昭和25年)10月15日、当時の国鉄岐阜駅南口の紡績工場跡地に一斉移転。この時業者は60軒あり、場所取りはくじ引きの上決められたという。この時1軒あたりの広さは63坪にきっちりとわけられた(現在も各店の敷地面積がほぼ同じなのはこの名残)。その後赤線地帯を経て、ソープ街になったものである。