かつての日立市の繁栄の跡地に残るキャバレーナイル

茨城県の北東部、日立製作所の創業の地として知られる日立市を歩いてみた。駅前を歩いて驚くのが三連休最終日の祝日なのに駅前で歩いている人がほとんどいないという神隠し状態。

そんな街にも「繁華街は」あるだろうと色々ググってみたところけやき通りの向こう側の弁天町というエリアにどうやら居酒屋やスナックがありそうだったので嗅覚を働かせながら散策する。何やら遠くの方に色々と見え始めてきた。

早速目に入ったのがフィリピンパブ。看板に思いっきりフィリピンの国旗が出てたし、表に顔出しの写真も結構貼ってあったりして現役でお店が動いてる感はある。夜になれば賑やかな感じなのかなと。

更に進んでディスコを発見!色々検索してみましたがそれっぽいソースが全然出てこなかった謎のお店。踊るとこかな?気になる!

更にしばらく行くと「まえのうち児童公園」という結構大き目な公演を発見。祝日の昼間だというのに遊んでいる子供は数人。まぁ廻りには居酒屋やキャバクラとかの大人な街のど真ん中に児童公園というのも無理があるような気がするけど‥。

その公園の目の前にあった廃墟になったのキャバレーナイル。かつての繁栄を物語るような超巨大キャバレー。こちらもソースを色々漁ってみたんだけど全然見つからず。すごく気になったのでまた改めて調べようと思う。

昼の時間帯だったので実際にどれくらいのお店がやっていたりとかまではわからなかったけど、焼肉屋さんがあったり、小料理屋さんっぽいお店もあったりと皆無なわけではないようなエリア。それでもいわゆる風俗店っぽいものはほぼ見当たらず。

弁天町から鹿島町に渡ったところでようやく今風のキャバクラっぽい建物を発見。こちら側まで来るとオシャレなお店やホテルなんかもあったりして若者も居そうな雰囲気になって来る。

全然反対口でしたが「昭和活版所」というメッチャレトロでカッコイイ印刷屋さんを発見したので。たぶん開発が進む駅前の中でこうやってずーっと歴史を眺めながら動いている工場何だろうなと。こんなかつての建物や新しい建物の新旧が入り混じった感じの日立市。

人口の半数近くは日立製作所関連の職員という日立市だが、近年は日立グループの再編などによって人口が減少しているという感じを目の当たりにした。外国人労働者も増え、街の形が昔とはずいぶん変わってしまったのかも知れない。

それでも過去に栄えた跡を残す日立がとてもノスタルジーだった。